これまでImageJ自体をいじる際には,改変対象のjavaファイルそれぞれについてコンパイルとクラスファイルツリー上へのコピーを行ってきたが,効率化のためJava版makeらしいAntを使うことにした.この類のビルドツール?はmakeしか使ったことがなく,Antも名前しか知らなかったが,すでにAnt用のbuild.xmlがImageJのソースファイルに入っており,また親切なことに
http://rsb.info.nih.gov/ij/download/tools/ant/ant.zip にWindows+ImageJ用に設定されたAnt自体が置いてあったため導入は容易だった. まずあらかじめ,J2SE5を導入しておく.これはデフォルトのC:/Program Files/下に導入した. http://rsb.info.nih.gov/ij/download/src/ から最新のソースアーカイブファイル(現時点はij137f-src.zip)を入手し,展開.ディレクトリ名を C:/opt/ImageJ/src/... に変更した.また,build.xmlも下記のように編集した. * "MANIFEST.MF"を小文字にした(そのままだとLinuxでエラーになった). * build-localというターゲットを作った.build後,ij.jarをソースツリーの上(C:/opt/ImageJ)にコピー. * デフォルトの挙動をrunからbuild-localに変更. Windows/ImageJ用設定が含まれているAnt http://rsb.info.nih.gov/ij/download/tools/ant/ant.zip を C:/opt/ImageJ/ant/ に展開.C:/opt/ImageJ/ant/bin/ant.bat の冒頭を以下のように書き換える. set ANT_HOME=C:\opt\ImageJ\ant set JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_06 また,cygwinからはbin/ant.batとbin/ant(これはシェルスクリプト)の両方とも実行できてしまい混乱のもとなので,後者はrenameした. JREなしのWindows用ImageJインストーラである http://rsb.info.nih.gov/ij/download/win32/ij136-nojre-setup.exe をインストール.C:/Program Files/ImageJ/ 下の各種ファイル(LUTsとかMacrosとか)を C:/opt/ImageJ/ にコピー.不要になったC:/Program Files/ImageJ/* はアンインストールした. ImageJ.exeからImageJを起動できるようにImageJ.cfgを編集.プラグインの場所はデフォルトでは C:/opt/ImageJ/plugins/ だが -Dplugins.dir これでImageJ自体の編集~実行はコマンドプロンプト上から, C:\opt\ImageJ\src> edit IJ\ImageJ.java # ソースをいじる C:\opt\ImageJ\src> ..\ant\bin\ant[.bat] # 構築とij.jarの..へのコピー C:\opt\ImageJ\src> ..\ImageJ[.exe] # 実行 という感じになった. コマンドライン以外ではNetBeansが利用できたとの報告をMLで見た.eclipseでも試みた人がいたようだが苦戦していたようだ.
by edogawadai_bio
| 2006-05-14 01:50
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